【完全ネタバレ注意】「ドラゴンクエスト・ユアストーリー」を心より楽しんできましたので感想

こんにちは。
ドラクエ5はSFCでリアルタイムで遊んで、ビアンカ、次いでフローラと結婚して、そのまま今に至るあさづけ兄貴です。
リメイク版はやっていないので、デボラとは結婚していません。ので、「ドラクエ5を全て知っている」わけではありません。

……というバックボーンに関しては、最初に記しておきます。大事なところなので。



「ドラゴンクエスト・ユアストーリー」鑑賞して参りました。

楽しかったです。
ブルーレイとかが出たら、多分買うと思う。


そして、その「楽しめた」ことの背景には、いくつかの要素がありました。
そんなことを、このブログでは、語っていきたいと思います。
「作品を語る」よりは、「どうして俺がこの作品を楽しめたか」、その「自分語り」の要素が強くなると思います。

文中には、完全なるネタバレがあります。





……と、ここまで読んで「あ、私にはこの話は合わないな」と思われた方には、以下の文章の閲覧をお勧めしません。















この映画を楽しめた背景は、大きく分けて、3つあります。

(1)俺の性格的な問題
(2)俺の、映画を見る前の行動
(3)俺の過去におけるゲーム・漫画遍歴


まず(1)。

俺は、ゲーム、映像コンテンツなどでの「感情移入度」が、極めて高い人間です。
それはまるで子供のように、映像に引き込まれ、キャラ(主に主人公)の痛みを体験する。
それができる、というか、そうなってしまう。

今回も、例に漏れず、俺はリュカに強く「感情移入」していました。
そしてこのことが、あの「ラスト10分」に関し、猛烈にプラスに働いたのです。

あのミルドラースは、俺がいろいろな「ドラクエ」と名がつくコンテンツで戦った敵のうち、掛け値なしに「最凶」の存在でした。
ひとことで言えば、その能力は「世界の理を破壊する」。
世界を創造し、維持しているその力を止め、「世界を維持することをやめる」ことにより、世界を無に帰そうとする。

世界が停止し、歪み、異様な直方体が現出する。
地表が、重力が、愛する人の手触りが消えてゆく。

あまりに異様。
「強い」「強くない」で語れるレベルではない、その圧倒的な力。

相手になりません。
こんな力に、抗えるはずはない。

しかし、リュカは抗いました。
それを可能にする力があった。
この世界には、スラリンが……世界を護る力の具現が、存在したのです。リュカの身近に、ずっと。

ミルドラースは、「この世界の外」から侵入した異物。
彼による世界構造の崩壊を食い止め、彼を排除する力。それが、「この世界」には備わっていたのです。


ミルドラースは強かった。そしてそれ以上に「怖かった」。本当に怖かった。
これ以上ヤバい敵は今まで現れなかったし、今後も現れないだろう(そうであって欲しい)。
そして、それを排除し、家族で無事にサンタローズに帰り着いたとき……
その俺の安堵は、どれほどだったでしょう。

……俺は、あのストーリーを、そう受け止めました。
だから、実は、そう違和感は感じなかったのです。


リュカは……「あの世界」の住人であるリュカは、本当に「自分の世界を破壊されそうになった」。
それは恐ろしい、真の恐怖体験。
しかし、世界に備わった「自己防御力」、スラリンの助力によって、その最大の危機から世界を救った。

彼は救世主となり、愛する妻子を救い、懐かしい我が家に帰ったのです。

俺は、リュカとなって、それを追体験しました。

こう言ってしまうと角が立つかも知れませんが、でも「偽りない自分の感想」なので偽りなく言ってしまうと。
俺にとって、あの世界がVRであろうが、ミルドラースがウイルスであろうが、スラリンがワクチンであろうが、そんなことは実は「結構どうでもよい」のです。

俺は映画を見ている間、「あの世界の住人」であったのだから。
俺にとっては、映画を見ている間、あの世界こそが「現実」であったのだから。


あの映画のVRマシンの外の「現実」は、映画を見ていた(=「あの世界」の住人であった)俺にとっては「現実の外の異界」だったのです。
ミルドラースは「世界を破壊する異界の神」だったのだな。


そして(2)です。

とはいえ、もしネタバレ皆無であの映画に挑んでいたら、上記のような感想を返せたかどうか、正直分かりません。
俺はこの映画を見に行く前に、ネタバレを(大筋ではありますが)頭に入れていったのです。
それが「俺の、映画を見る前の行動」。

ネタバレを見てなお、ミルドラースのあの恐怖……
ネタバレを見ていなかったらと思うと、ぞっとします。

なお、俺は基本的に、映画やゲームの前には「必ず」ネタバレを入れる人間です。必ずです。
精神が脆弱なので、そうしないと、精神が保たないのです。
この間、ネタバレ完全に無しで「プロメア」を見て死にそうになった。w
(プロメアは「ネタバレ無しで見て死にそうになる映画」では決してありません。ただ俺の精神構造が特殊なだけです。そこは特記します)。


では最後の(3)。

冒頭で述べた通り、俺はデボラルートをクリアしていません。
それが今回、ビアンカとフローラの二択というストーリーラインにおいて、プラスに作用しました。
デボラ派の方は発狂しているかも知れません。(汗)

双子ではありませんでしたが、そしてさすがにそれは俺も気にはなりましたが、俺のドラクエ5への思い入れ度はそれを許容する程度であったことも、プラス要素ではあったと思います。

ゲーム遍歴は以上。
次は、漫画遍歴です。

とり・みき先生の漫画「しゃりばり」に過去に出会っていたことが、今回の映画の衝撃を和らげる一つの要素に、恐らくはなっていたのだと思います。

「しゃりばり」。

「十字路の真ん中に立てば未来の自分が見える」という言い伝えのある世界で、自分の騎士姿を見てしまったために、騎士に憧れる青年ハンス。
彼が冒険に巻き込まれ、邪竜を討伐する……そんな話です。
途中、生意気な少年、領主のお姫様、「安全装置(セイフティ)」を名乗る謎の老人、あるときは洗者ヨハネ、あるときは神そのものを名乗る男……など、曲者たちと出会い……
そして再び、十字路の真ん中で、彼は見てしまうのです。この世界がVRの精神セラピー装置であり、少年は「抑圧していた自分」であり、彼との融合こそがこのセラピーの目的であったと。
しかし、「この世界の住人」として、元の世界に戻ることを拒否したハンスは……

と、この漫画にあらかじめ出会っていて良かった、と思うだろ?w


以上。
(1)(3)に関しては、偶然に過ぎません。
しかし、その偶然が、俺を救ってくれた。何という僥倖か。

今までの俺の人生、俺の性格があればこそ、俺はこの作品を楽しめたのだと思います。
そういった意味では、俺はこの作品に「選ばれた」。
「あ、『選ばれた』な」と感じた作品は久々です。



最後に、雑記行きましょう。

・やっぱり双子がいなかったのは気になるよね。
・キャラの表情は実に良いです。特にリュカとビアンカ。ずっと見ていたい。
・生まれて初めて許せるプサンに出会った。w
・ビアンカの性格は非常に好みです。頭の回転が速く、それがガンガン口に出てくる感じ。俺の理想の女性に近い。
・フローラは変な意味で行動力ありすぎじゃない?
・曲の尺とシーンの尺が合ってない(曲が長すぎる)ところがいくつかあって、そこは気になりました。
・あのVRマシン、後日「アミューズメントマシンにウイルス混入」とかで社会問題化し、メーカーに指導が入るのでは。
・佐藤健の演技は好きです。良かった。
・ヤスケンの演技はもっと好きです。w



以上!

とりとめない自分語りに終始してすまんな!
でも、個人の映画の感想だし、許されよ!

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